今更だけど“HushTug”ってなに?

こんにちは、カワタです。

TwitterInstagramFacebookやLINEでさんざんこんなのできましたよー!とかいろいろ発信してますが、「そもそもHushTugってなに?」と聞かれて

「そういえば説明してない…!!」

と気づいたので今日はHushTugについて書いていこうと思います(今更)

 

HushTugって何?

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ちょうど1年前に“HushTug”というブランドを立ち上げました。HushTugとは「モンゴルの革を使用したレザーブランド」のことです。社長(@HushTug_toda) がモンゴルに移住し、モンゴルレザーと出会いました。

日本では百貨店で本革のレザー製品を購入しようとすると数万円することが普通です。中には10万円を超えるものもあり、値段が高すぎて気軽に買えずにもどかしい思いをした経験がある人もいるかと思います。

このような状況を変えたい、上質で高級感のあるレザー製品をもっと気軽に買えるようにしたいという思いから“上質な本革製品を適正価格で提供する”というコンセプトにたどり着きました。

 

 

モンゴルの社会問題とHushTug 

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(首都ウランバートル市のゴミ山。ここで生活している人もいる。)
 

モンゴルの話をすると大体言われるのが、相撲、草原、ゲルあたりなんですが(笑)
実は発展途上国であるモンゴルには「経済格差、貧困、政治汚職、環境汚染」などの社会問題が山積みです。

両親に経済力がないため育てることが出来ず捨てられる子供が居たり、スラムのゴミ山で必死に生きる人たちがいる一方で、高級な車に乗り大きな家を持ち何不自由なく暮らす人たち(つまり金持ち)が半径10キロ以内に混在しています。

また、政治家や警察官の汚職が横行し当たり前のように賄賂を要求してきます。

モンゴルの超極寒(冬はマイナス40度までいくことも)を凌ぐために電気がない生活をしている首都ウランバートルに住む貧困層の方々は、プラスチックや使えなくなったタイヤなどのゴミを燃やし暖を取ります。その結果PM2.5の数値がWHOが推奨する安全値の80倍という世界最悪の大気汚染(なんと北京の5倍!)を引き起こし人々の健康を蝕んでいます。(つまりめちゃくちゃ空気が汚いってこと)

HushTugはこのようなモンゴルの社会問題の解決に微力ながらも協力したいという思いから、「モンゴルの素材を自国で最終製品に仕上げ、それらを世界に向け販売し新たな産業を創る」というミッションも掲げています。

 

 

実際モンゴルレザーってどうなん?

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(実際に会いに行った遊牧民の方と羊)
 

イメージどおりだと思いますが、モンゴルでは遊牧民の方々が家畜を育てています。ちなみに、モンゴルの遊牧民“世界で最後の遊牧民と言われています。

モンゴルの家畜は夏は30℃、冬は-40℃という世界トップクラスの厳しい環境を生き抜いています。そのため、皮が非常に頑丈に育ち、他国の皮よりも環境適応能力が高いと言われています。さらに放牧による飼育のため大気汚染に全く無縁であるキレイな空気のなかで自然の草を食べて育ち、100%オーガニックでストレスフリーな生活が皮を丈夫にしています。

実際に、ドイツの某高級車メーカーの運転席にモンゴルレザーが使われていたり、モンゴルで加工されている革の約40%はレザーの本場であるイタリアやスペイン、トルコ、韓国などに輸出されています。

つまり、Made in Italy の革製品でも、原皮(元々の皮)はモンゴルの皮だったりするのです。(マジです!!)

 

 

じゃあモンゴルってレザーで儲かってるんだ!

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(実際に輸出は加工前の原皮が多く、利益が少ない)
 

ここまで読むとそんな雰囲気が出ますが、全然そんなことないというのが現状です。

モンゴルの原皮がイタリアに輸出され、製品になり高級品として世界で販売されていますが、素材を輸出しているだけのモンゴルは儲かりません。

モンゴル国内で製品を作っている業者もいますが、主に中国への輸出が多く、いかに大量に安く作れるかに重点が置かれているため品質は微妙…

そうなるとモンゴル国内でレザー技術が育たず、お金も入ってこないという負のサイクルが続いています。

HushTugでは、「日本の技術×モンゴルレザー」という組み合わせでこの負のサイクルを断ち切りたいと思っています!

 

 

革が良いのはわかった…けど俺の財布のひもは固いぜ!

安心してください。HushTugの製品は自信をもっておすすめできます!(テレビ通販みたい笑)

HushTugの価格は他の本革ブランド様より1/3~1/2くらいの販売価格です。革はちゃんと選び抜き、人件費は相場より25%高く設定しているのにです!(どや

なぜそのような価格を実現できるのかというとSPAモデルという“中間業者を通さない”方法をとっているからです。

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(ほぼすべて自分たちで行いコストカットすることで実現しています。大変ですが笑)

 

また、安心して買ってもらいたいので“商品原価”も全て開示しております。

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(これは例としてトートバッグの原価表です。)

 

このトートバッグは約6,000円で製造しています。そして、HushTugでは16,200円で販売させていただいてます。

 

 

むむむ…でも肝心の製品が微妙じゃ買えないぜ…

安心してください(2回目)製品にも自信があります。

HushTugは“流行に左右されて廃れるものではなく、長く使ってもらいたい”という思いがあります。そのため、デザインはシンプルで飽きがこないものを採用しています。

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HushTug製品第1弾の本革トートバッグでは、ビジネスシーンでも遊びに行くときでもどんなシーンやコーディネートでも使えるバッグを目指しました。派手な装飾、余計な金具などをすべて無くし、革本来の高級感や風合いを楽しめます。

写真のように収納力抜群で、男性でも女性でも働く人のためのトートバッグとなっております。

 

 

ど、どうせ大したブランドじゃないでしょ!

まだまだ小さいブランドですが、モンゴルの新聞と日本のローカルTVに取材していただいたりしています。もちろん、品質向上、ECサイトの改善、プロモーションなどやることがたくさんあって課題だらけのブランドですが、職人さんたちと一緒に頑張っていきます!

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モンゴル新聞に実際に掲載させていただいた紙面。右側の小さい写真に僕も写ってます笑

 

youtu.be

ローカルTV局BTVの「モンゴルは今」という番組に取材していただきました!実際に放送された映像をYouTubeにアップしています。

 

最後に

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(職人さんたちと僕。結構気に入ってる写真笑)
 

HushTugについて簡単にまとめると「日本の技術とモンゴルの素材をかけ合わせた、コスパのいいレザーブランド」ということです。

そして、HushTugはモンゴルで協力してくれる人たちと共に、社会問題の解決の一端として革産業の発展に貢献していきます。

少しでも応援の気持ちが湧いたら、応援メッセージを(@HushTug_kawata)まで送っていただけると励みになります!知り合いの方はLINEなどでも大丈夫です!

 

ECサイトも気になったら覗いてみてください!

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